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つれづれ日記
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 ヴァンプ様の何が好きって、お母さんっぽいところだよなーvvという萌え心のままに、以下小話。ヴァンプ様だったらありそうな会話シリーズです。シリーズと言いますが、まだあんまり思いついてません。フロシャイムのお母さんなヴァンプ様かわいい。




<その1>
 「ごちそうさまでしたー!」
 フロシャイム川崎支部の食事時間は、いつもその声で終わる。大量の昼ご飯が載っていた皿を重ねながら、ヴァンプはニコニコとお昼を終えた部下たちを見やった。
 「今日もいっぱい食べたねー」
 自分が作った料理を美味しそうに食べてくれると嬉しい。そう思いながら相好を崩すと、部下たちも幸せそうに頷く。
 「美味しかったー!」
 「もう、お腹いっぱいですよ」
 「今日もレベル高っけーご飯でした」
 「そ、そう?」
 ウサコッツは両手を上げ、カーメンマンはいつもの掠れた声で、メダリオはお腹をさすりながら、それぞれ満足の意を表す。そう言ってくれると、じゃあ次も頑張ろうかな、なんて気になる。
 内心張り切りながら茶碗を重ね、台所へ持っていく。入れ替わりに台ふきを手にして戻ったヴァンプは、その気持ちのままに明るく問いかけた。
 「ところで、皆。今日の夕飯、何食べたい?」
 「 ──── 」
 しかし、その一言で満足そうだったその場の雰囲気が一気にどよんとしたものに変わる。何だろう、と首をかしげるとカーメンマンたちは緩く手を振った。
 「いえ、ヴァンプ様。さすがに今、昼ご飯を食べたばっかりなんで……」
 「夕飯まではさすがに、思いつかないというか」
 「ご飯のこと考えただけで、気分悪くなっちゃうよー」
 「……え?」
 今から夕飯のメニューが決まれば後々楽なのに、というヴァンプの主張は、今のところ受け入れられたためしがない。

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